「久山町研究」の成果に基づき「ひさやま元気予報」を開発 ICTを活用して疾患の発症に関する情報提供、健康増進への取り組みを開始

2018年4月12日

 久山町(福岡県糟屋郡、町長: 久芳 菊司)、九州大学(所在地:福岡県福岡市、総長:久保 千春)、株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功、以下 DeNA)は、久山町と九州大学が行っている疫学調査「久山町研究」※1の研究成果に基づき、「ひさやま元気予報」を開発し、ICTを活用した健康増進への取り組みを久山町民向けに開始します。「ひさやま元気予報」は、疾患の発症に関する情報を提供し、個人の行動変容を促すICTツールです。

 「ひさやま元気予報」は、久山町と九州大学により1961年から57年間にわたって久山町民を対象に行われている疫学調査「久山町研究」の研究成果を町民の健康増進に活かすため、DeNAが持つICT技術とEngagement Science※2を活用して開発しています。
 「ひさやま元気予報」は、まず2018年夏以降に久山町での健診時の保健指導ツールとして活用を開始します。また、「ひさやま元気予報」の機能を搭載した「KenCoM(ケンコム)」※3を久山町民に提供する予定です。これにより、個人が健診結果をいつでもアプリやウェブで閲覧できるほか、個人の健康状態に合わせた情報提供をすることで、久山町民が日常的に健康を意識し、行動変容することを促します。
 なお、「ひさやま元気予報」の仕組みは、健康増進の取り組みとして、他自治体を含め広く社会に普及させることを目指します。

 「ひさやま元気予報」は、各疾患の将来の発症に関する情報を直感的に把握できるよう、健康診断の結果から疾患の発症に関する情報を、天気予報を模したデザインで表示します。また、各疾患の5年後・10年後・15年後の発症確率をシミュレーションし、健康的な生活習慣に結びつけやすくしています。まずは、「糖尿病」・「心血管病」の発症に関する情報提供を開始し、今後「認知症」など項目を随時追加していく予定です。

 今回の取り組みにより、久山町は、町民の健康増進に取り組み、健康長寿のまちづくり・地方創生を推進します。
 また、九州大学は、長年にわたって行われている「久山町研究」の研究成果を社会実装することにより、人々の健康づくりを支援し、生活習慣病の予防に貢献していきます。
 そしてDeNAは、病気になってから治す「Sickケア」から、健康をケアし病気を予防する「Healthケア」への転換を促し、健康長寿社会の実現を目指します。

※1 「久山町研究」とは 
1961年から久山町と九州大学の共同研究として、久山町の住民を対象に行われている疫学調査です。40歳以上の全住民を対象にした健康診断結果のデータを蓄積しており、健診受診率や剖検率、追跡率の高さから精度の高い研究として注目されています。
参考URL:http://www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp/

※2 Engagement Scienceとは
DeNAがゲーム事業やヘルスケア事業等で培ったデータ分析力とサービス運用力に基づいて、利用者にサービスを使い始めてもらい、かつ使い続けてもらうための多種多様なノウハウのことです。

※3 「KenCoM」とは 
DeNAのヘルスケア事業会社であるDeSCヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川 翔)が、利用者が「楽しみながら、健康に。」なるために提供する健康増進支援サービスです。便利な健康管理アプリで、健診結果の閲覧や個々の利用者に合わせた日々の健康診断の配信、ウォーキングイベント「みんなで歩活」やポイント制度など、楽しく健康になれる仕組みを備えており、現在約80の健康保険組合、約300万人にサービスを提供しています。
参考URL: https://www.desc-hc.co.jp/service/health_insurance_association

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